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大場家住宅の一般公開!
- 2008/11/07(Fri) -
ここは、行方市(旧玉造町)玉造甲にある県指定有形文化財である「大場家住宅」です。
老朽化が進み、県と玉造町(現行方市)の補助で茅葺などの解体修理が進められていたようです。
今年の10月には住宅が完工し、所有者である十六代目当主の大場正二さんが「この家は自分だけではなく、地域にとって大事なもの」と国民文化祭いばらき2008に併せて、11月1日から9日(午前9時30分から正午)まで一般公開されています。
こんなに大きな茅葺屋根の立派な住居を見るのは初めてなおやじです。

大場家住宅の表門と通用門
   ↑ 大場家住宅の表門と通用門(右)

平成元年に主屋、表門、通用門が県文化財に指定され、主屋は役宅部、居室部、相の間の三棟構成で、風格のあるかやぶき寄棟造りとなっています。
解体に伴い、計四十七枚のふすまの中から、1639(寛永16)年から1964(昭和39)年までの325年間にわたる期間の古文書が多数見つかっているそうです。
多くの部屋があり、綺麗に復元された住居は感動ものですね。

主屋
   ↑ 主屋
住居内
   ↑ 広く趣のある住居内

大場家は、江戸時代に水戸藩に仕え、藩有林などを管理する「大山守」を務め、同住宅は寛永年間(1624~44年)、水戸藩初代藩主、徳川頼房が領内巡視の際に泊まる宿舎と出先の事務所を兼ねて建てられたと伝えられており、その後、同地には後の藩主の徳川光圀(水戸黄門)、徳川斉昭らも御殿に泊まられたそうですよ!

藩主の徳川光圀(水戸黄門)、徳川斉昭も宿泊した御殿
   ↑ 藩主の徳川光圀(水戸黄門)、徳川斉昭も宿泊した御殿
綺麗に復元された茅葺
   ↑ 綺麗に復元された茅葺

今後の国文祭以降も日曜は開放する予定だそうで、大場さんは来年にも敷地内の蔵を改修し、展示館にする計画のようです。
大きな大場家住宅の見学に訪れてみてはいかがでしょうか!

「大場家住宅」  
場所:行方市玉造甲4533

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