浄蓮寺と渓谷!
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- 2008/11/27(Thu) -
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ここは、北茨城市華川町小豆畑にある浄蓮寺です。
拝観料¥200を払い、早速見物です。 浄蓮寺は、八葉山遍照院といい、天台宗三代目の慈覚大師が奥州山寺(山形県山形市)創立の帰途、当地に立ちより858年(天安2年)開創した寺であり、修行の寺として栄えたようです。 1190年(建久年間)ごろ源頼朝公から五十石、領主の車丹波守義秀公より寺領百石を受け、寺勢をきわめて二十余りの末寺を配下においたそうです。 寺は1574年(天正2年)兵火に遭い、大半の古記録を焼失したほか、1848年(嘉永元年)にも火災に遭って宝物類なども全焼し、1857年(安政4年)に現在の本堂が再建さたそうです。 ![]() ↑ 茅葺の立派な本堂 本堂の右奥には花園川の渓谷があり、浄蓮寺渓谷として有名なの紅葉スポットのようです。 風情豊な渓谷で、こんな所があるとは思いもよりませんでしたね。 紅葉はまだ始まったばかりのようで、今週末から12月初旬が見頃となりそうですね。 数百m続く川沿いの道の終点には、花貫川発電所がありました。 ![]() ↑ 渓谷に流れ込む浄蓮寺滝 ![]() ↑ 浄蓮寺の渓谷 ![]() ↑ 渓谷の色づき始めたモミジ ![]() ↑ 行き止まりの花園川発電所 また、途中には三十三体観音があり、千年前のもののようです。 三十三観音信仰に基いて造られた磨崖佛であり、渓流に面した深い林の斜面に花崗岩が点々と露出し、それに刻まれています。 観音像は聖、十一面、馬頭、如意輪、千手観音などでこれらの中に地蔵菩薩が一体だけありました。 観音様は人々のさまざまな願望をすべて満してくださるため、種々に変化して私どもの願望をかなえて下さる佛さまのようです。 ![]() ↑ 三十三体観音の一つである如意輪観音 メインとなる浄蓮寺渓谷は、花園川をせき止めた水沼ダムから天台宗の古刹・浄蓮寺までの約2Kmの流れのようで、途中には大小の岩があり、流れに緩急を付けており、両岸は木々が生い茂って昼なお暗いが、木漏れ日がスポットとなって紅葉の美しさを一段と引き立てているようです。 来年は、そちらへも行ってみたいですね。 紅葉の見頃は、これからですので出かけてみてはいかがでしょう! 「浄蓮寺と渓谷」 場所:北茨城市華川町小豆畑2733 TEL: 0293-42-0767 ![]() |
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